潔癖症なのに汚部屋な男のお片づけ物語

ろくに生きていないのに再生物語とは書けない。とりあえず一度でも、生きろ。

その後の、Webライター修行 (まだ2ヶ月目)

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11月になり申した。

俺は、生きている 笑 いや・・ほんと。

さて、結局世に言う、Webライティングという仕事を続けているのですが

経過報告みたいな事はしておきましょう。

 

正確には9月の下旬ぐらいから始めたので、まだ2ヶ月目なのですけど

9月末の時点では、収入額が、なんと!!まさかの 2000円 !!!

・・・だったので、じゃあさて翌月はどうだったか。発表!

 

10月中 収入総額・・・・・・・・・14000円 !!! ぐわー どうですかこれ!

 

まて、なんでそんなに少ないんだ、と世のWebライター諸氏は思うかも知れない。

だって、ひと月めで10万円いった、とかでなくても2ヶ月目で8万円はいった、

という体験談がネット上では散見されるからね・・

 

それでも、先月に比べると7倍の収入アップですよ!?爆

内訳をみましょうか

結局、10月中に受けて、ちゃんと仕事として完結したのが7件。

この7件というのが、1人のクライアントさんの2件と、もう1人の5件。

全て、一文字1円の2000文字基本 という案件でした。

やっぱりね、まだそんなに早くは書けず、1件につき1日じっくりかけて書いた。

それでも、どの記事も素晴らしい!とすごく評価していただけましたよ。

もうね、ぜんぜん食えない状況だけど、ほぼオリジナルの文章を褒めてもらって、

何件も買ってもらって・・・こんなに嬉しいことってあります???

 

・・で、7件書いたのはわかった、問題は1件1日としたら7日で書けたはず。

あとの日は何やってたんだ?という疑問が沸きますよね。そこですよ。

 

実は10月中は、前からずっとやってた勤めの仕事が5日ほどあったのですね。

まあ5日しかなくなっちゃったから、こういう苦境になってるんですけども。

で、残り25日 自由に使える日になってしまった。まあ5日間は休日にしようと

いう事で、Webライティング実働日を20日間はある!と見ていた訳です。

 

しかし、合計4人のクライアントさん相手に、交渉やら契約やらのやりとりに数日。

もう2人というのが、1文字0.5円とか、0.3円という案件でした。

単価が低いから悪いという事もないだろう、要は楽な仕事なんだから、と思ったら、

これが、大間違い。

 

単価が低い仕事、というのは、少なくとも俺が関わったところは、かえって大変。

なにが大変かというと、こういうところは「ライティングマニュアル」なるものを

提示してくる訳ですよ。これこれこういう風に書いてください、という指示書ですね。

「この通りに書けば、未経験の方でもきちんとした文章になると思います」と。

 

いや、とんでもありません。なにしろ、オリジナルの文章が全く書けない。

ようするに、他のサイトでも書いてあるような内容をパクッてきて、それを

コピーだと判断されないように自分なりの言いまわしに変えろと・・

しかもメインのキーワードだけでなく細かいサジェスト?キーワードなるものも

10種類以上、10回とか16回とか最低でも文中に入れろ、という。

そんなん、いちいち気にしてまともな文章になるかっつーの!!

つまりなんだ、はてぶとかそういうのの最上位にサイトを持っていきたいので

ライターをキーワード地獄でがんじがらめにしようというのかな。

 

えっこんなのフツーだって? これでマトモなものが書けるあなたは、天才だよ。

今月、仕事になった2人のクライアントさんは、一応キーワードは提示してきたけど、

「基本的に自由に、キーワードは自然な感じで、可能な限りでいいので入れて下さい」

というご指示だった。文字単価が高い方が、自由で書きやすかったんだよ?

 

もう1件の一番安い案件は、ドラマとか、漫画のあらすじ紹介みたいな感じだった。

これもね、大変。長いドラマとか、漫画とかのあらすじを書くのなんて、ぜんぜん

楽な仕事じゃない。よっぽどその作品が好きで全部憶えているか、でなければ

あらためて観直したり、読み返したりして相当な手間がかかる。のみならず、

一場面一場面の画像とか、登場人物一人一人の画像も求められる。

とにかく求められる事、注文が多い。消耗するばかりで、時間もとられる。

これが1文字、0.3円・・・これでは、仕事にならない。

 

これら2件の低単価案件に、結局4,5日もかけてしまった。

で、結局、一応契約なのでテストライティングの原稿はきちんと完成させ、納品して、

しかしもうそれ以降の継続は辞退申し上げた。「キーワードは規定数に達しなかった

ので、報酬なしは覚悟しております」と書いたら、本当に報酬はなしで、しかも辞退

の申し出に対しても一言もなく、「契約途中解除」になってましたよ・・

(なんたる冷徹 というかビジネスライクともいえないような徹底システマチック)

つまり、1円も稼げなかったのだ。すべては徒労に終わってしまった。

まあしかし、大きな事を学んだ。文字単価1円未満の案件には、手を出すまいと。

こいつらはライターを殺す。Webライティング界は、こんな奴らで溢れている、と。

 

そんなこんなで、何日も無駄にしてしまった・・というのが10月の、顛末ですな・・・

 

考えてみると、今回仕事になったクライアントさんは、いずれもテストライティング

なんてものを課さなかった。それもそうだ。ライターにとっては、1件1件、毎回が

テストみたいなものなのだから。しかも、俺は過去6年間も書いてきた、Web新聞

での記事を履歴書代わりにクライアントへ提出している。文章力は、その時点で

証明済みなのだ。1文字1円のクライアントさんは、いずれもそれがわかっていた。

そうでないクライアントさんは、自分たちもマニュアルどおりに、文章力を証明した

俺に対してもテストライティングを課してきた。

 

いずれを、仕事のパートナーとすべきか 火を見るよりも明らかではないか。

 

俺は、まだWebライティングという世界・業界の現状を、覗き始めたばかりだ。

とにかく、ここでやめる訳にはいかない。いろんな意味での、冬に突入だ!!